アメリカで家探しと並行して進めるべきことは、車探しですね。アメリカは車社会、車がないと生活が成り立たないことがほとんどです。そこで、僕の経験から車を安く手に入れるコツを紹介したいと思います。ポイントは以下の二つだけ、これを知っているだけでぐっとやりやすくなるはずです
- ディーラーからの購入ならTrue Carを参考にする
- 個人間取引で入手する
車の購入方法は主に二つ
車の購入方法を大きく二つあります。一つはディーラーからの購入。これは新車、中古車両方あります。もう一つは、個人間取引。これは前任者や帰国予定の方から買い取る方法。したがって中古車となります。私は一台はディーラーからの新車購入、帰国予定の方から一台中古車を買いました。メリットデメリットをまとめると以下のようになります。
ディーラー | 個人間取引 | |
メリット | 素性がはっきりしている 手続きが楽 選択肢が多い | 市場価格より安い 節税もできる |
デメリット | 個人間取引より高い | 信頼できる人との取引が必要 自分で手続きが必要 そもそも巡り合えるかわからない |
メリットの裏返しがそのままデメリットとなりますが、安く済ませたいならひと手間かけた個人間取引が断然お得です!まずは会社の人や前任者に相談してみましょう。3年以内の比較的新しい車が個人間取引で売りに出ていたらラッキーです。僕は2年以内の車がゲットできて、今でも問題なく使えていっます。
一方で、人づてに探したり手続きなどが面倒という人は、ディーラー購入が無難だと思います。
ディーラー購入するときに見るべきサイト
中古車販売のポータルサイトはいくつかありますが、僕がおすすめするのは
True Car
です。このサイトはニューヨークに来る前に英会話学校の先生に教えてもらいました。このサイトのよい点は、価格が相場に対して割安か割高か?を教えてくれる点です。
左の車はExcelent Priceとなっていて相場より安いことが示唆されています。右の写真はHigh Priceとなっていて、相場より安いことが示唆されています。このようにTrue Carでは割安割高がわかるので、非常に車選びがやりやすくなっています。
また、新車購入をする際もまずはTrue Car経由で見積もりを取ることをお勧めします。そうすると、3件ほどのディーラーから見積もりが届きます。それをもって一番安いディーラーにいく、のではなく一番家から近いディーラーに行って、その価格をもって値段交渉しましょう。英語が苦手でも大丈夫、こっちには数字があります。数字があるから、それを見せて安くするように頼むだけです。数字があるだけでずっと心強いです。
個人間取引のやり方
個人間取引は、まずは相手を見つけることろから始まります。今はFacebook Market Placeなどでもオファーがでていますが、個人的には見知らぬ人から買うことはお勧めしません。車のトラブルはなかなかストレスなので信頼できる人から買う、見つからなければご縁がなかったと潔くあきらめたほうがいいと思います。なので、まずは会社の人から情報収集しましょう。
Kelly Blue Bookで相場を知る
個人間取引の際の価格決めで活躍するサイトが、
Kelly Blue Book
です。このサイトで自分の車の買取価格を知ることができます。
このサイトのMy Car’s Valueから、必要情報(メーカー、年式、車種、走行距離etc.)を入れること個人間取引用の価格を知ることができます。この価格は大抵、市場価格より安く、下取り価格より高くなっています。つまり個人間取引は仲介業者を中抜きすることで、売り手買い手Win-Winになる取引なのです。
個人間取引の手続き
個人間取引の手続きはDMV(Department of Vehicle)で行います。ここではニューヨークでのやり方を紹介しています。用意する書類は以下の通りです。
- 売り手
- 車のTitle(所有証明書のようなもの)
- Vehicle Bill of sales(売りましたよーという証明書)
- 買い手
- application for vehicle registration (自動車の登録)
- Statement of transaction (売買の記録)
- 6点証明書(合計で6point分の証明書が必要)
- すでに米国の免許証があればそれが6pointになるため、免許証のみでOK
- ない場合(新規赴任者はそうなる)、以下の書類で`合計6ポイント分必要
- 日本のパスポート(3point)
- ソーシャルセキュリティー(SSN)カード(2point)
- Bank Statement、キャッシュカード、小切手、クレジットカード (いずれかひとつ、1point)
- 公共料金の請求書(1 point)
- Employee ID card (1 point)
- US health insurance card (1 point)
- Vehicle Bill of Sale (上記と同じ、なので一緒に出向くことになる)
- お金(税金を払うため。キャッシュ、小切手、クレジットカード)
- 自動車保険 (購入前に自動車保険の加入手続きはすます必要がある)
これらは以下のリンクから確認できます。
税金について
ここで、税金について説明しておきます。ニューヨークでは約9%です。これは自動車購入にも課税され、それは個人間取引も対象となります。つまり$10,000で買うなら、約$900の税金が発生することになり、それを登録の際にDMVに支払う必要があるわけです。そしてこの課税額は、Vihecle Bill of salesに記載された売買金額をもとに算出されます。なのでこの売買金額を抑えれば、税金を安く済ませることができます。
これはわざと安く書きなさい、と言っているわけではありません。「日本に帰ったら家具を譲渡することにしている」とか、「帰国するまで送迎をする」などの条件を付けて合理的に安くすることが可能です。中には適当に安い金額を書いて通ってしまう人もいますが、そこは自己責任でお願いいたします。僕は最低限、合理的な理由は用意したほうが良いと思っています。
また、アメリカはすべてそうですが、担当によって判断基準が全く違います。ある人はOKでもある人はダメなんてことは日常茶飯事です。なので、もしかしたらいくら理由をつけても安すぎると却下されるかもしれません。そんな時は、もう一回並んでほかの人に当たることを祈ってください。きっとほかの人なら別の結果になると思います。実際、僕の知り合いは並びなおして全く同じ金額で受理されました。
今回ご紹介した内容が少しでも車探しに役立てば幸いです。
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