少しでも早く!SSNを取得する方法

駐在生活

アメリカにきて最初にするべき事務処理手続きは、SSN(Social Security Number)の取得手続きかと思います。SSNは日本でいうところのマイナンバーのようなもので、基本的にアメリカに住むすべての人が取得しています。今回はSSNについて自分の経験をもとに以下のことをご紹介します。

  • SSNが必要な理由
  • SSNの取得方法
  • 配偶者のSSN取得方法

SSNが必要な理由

先に述べたように、SSNは日本でいうところのナイナンバーのようなものです。SSNは生活立ち上げには欠かせないので、米国赴任後真っ先に申請が必要です。具体的には以下の場面で提出を求められます。

  • 運転免許証の申請
  • 銀行口座開設
  • クレジットカードの申請 etc..  

どれも生活立ち上げには必須なものばかりです。なので、繰り返しますがすぐに申請しましょう。

SSNの取得方法

SSNはSocial security administration officeにて申請することができます。申請に必要な書類は以下になります。

  • Form ss-5  (申請書類)
  • パスポート
  • I-94 (出入国記録、リンク先にパスポート情報を入力して取得可能)
  • I-129 (Lビザ保持者のみ必要)

申請すると、通常2週間ほどでSSNカードが送られてきます。来ない場合は、申請したオフィスに電話して問い合わせましょう。基本的にこの国は言わないもの負けの国です。いつか来るだろう、と漫然と待っていてはいつまでたっても来ません。実際僕の周りにはさんざん催促してやっと一か月後に届いた人もいます。でも、これがアメリカクオリティ。そういうものだと受け止めて、催促する習慣をつけましょう。

また、受付の人によっては受理すらしてくれない時があります。入国後一週間程度たたないと申請できなとい、と言われて断られたそうです。真偽のほどは定かではないですが、対応は人それぞれ、これもアメリカクオリティです。運が悪かったと思って出直しましょう。

配偶者のSSN取得

配偶者のSSN取得、実はこれ結構曲者で苦労した人が多いです。実は僕も苦労しまして、取得までに三か月以上を要しました。実際にもっとかかった人もいます。まずは私の経験談から紹介します。

僕の失敗談

まず僕がSSNを取得したうえで、配偶者のSSN取得のために、戸籍謄本の英訳を用意しました。英訳自体は会社が提供する翻訳サービスを通じて用意しました。これは僕との婚姻関係を証明することで、SSN取得者の配偶者もSSNを取得できるからです。しかし、この戸籍謄本の英訳が曲者で、申請したところ、

「この戸籍謄本の英訳はオフィシャルドキュメントではないので、こちらで戸籍謄本を英訳します」

といわれました。嫌な予感がしたのですが、通常一か月ほどで届くといわれていたものが、案の定届かず。催促の電話をするたびに、あと2週間、あと2週間といわれてとうとう三か月たちました。先に述べたようにSSNがないと運転免許証の取得もできません。国際免許証の期限も刻々と迫ってきており、免許取得にかかる時間を考えると、無免許運転となりリスクがあがってきました。そのため、何か方法はないかと調べ始めたその時に、やっと届きました。申請からは三か月が経過していました。

配偶者はmarriage certificationを使って申請する

僕が調べてたどり着いた方法は、Marriage certification(婚姻証明)を取得して、それを提出する方法です。先に述べたように、婚姻関係のオフィシャルドキュメントが提出できれば良いわけで、Marriage certificationがそれにあたります。Marriage certificationは日本領事館で取得することができます。取得においては、三か月以内の戸籍謄本が必要なため、必ず日本で用意しておきましょう。配偶者が後から来られる場合は、配偶者に取得してもってきてもらうほうが時間的余裕があります。Marriage certification取得に必要な書類は以下の通りです。

  • 戸籍謄本(三か月以内)
  • パスポート(申請者、配偶者両方)
  • 滞在資格を証明するもの(VISAなど)
  • 申請書
  • 手数料

この方法で早めに取得できたという話をちらほら聞きます。一方で、それでも時間がかかる場合もあるようです。これは対応は人それぞれ、これもアメリカクオリティ、運が悪かったと思って催促し続けるしかありません。こういう経験はアメリカでは日常茶飯事です。

今回ご紹介した内容が、SSN取得に少しでも役立てば幸いです。

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