アメリカでの免許取得方法を紹介します。州ごとに違いはありますが、一般的に日本より簡単といわれています。それでも一発で受かるのは簡単ではありません。僕は一回路上試験で落ちました。。その経験をもとにニューヨークにおける免許取得攻略法を以下にポイントで紹介します。
- 免許取得の流れ
- 筆記試験攻略
- 路上試験攻略
免許取得の流れ
免許取得の流れは以下の通りになります。
- 取得するClassとTypeを決める
- 必要書類をそろえる 詳細はこちらから確認できます
- Proof of date of birth (パスポートとI94でOK)
- Social Security Card(SSNの取得がまず必要)
- Bank Statement(銀行口座に毎月発行される)
- Utility Bill(公共料金の請求書)
- 筆記試験を受け、learner permit(仮免のようなもの)を取得する
- Pre-License Courseを受講する
- 路上試験を受ける
ClassとType
取得するClassはほとんどの人がDのOperatorとなると思います。他のClassは商用やバイクです。TypeはReal IDをお勧めします。なぜかというと、2021年の10月から免許証の場合はReal IDでないと飛行機に搭乗する際の身分証明書としては使えなくなってしまうからです。これはReal IDのない人は国内線であっても、パスポートを携帯が必要ということ意味します。なかなか面倒ですよね。
必要書類
次に上記にある必要書類をそろえます。必要書類をそろえるために、まずSSN取得、銀行口座開設などが必要となります。以下のブログでSSN取得、銀行口座開設方法を紹介しているのでご参照ください。
筆記試験の申込
必要書類がそろったら、筆記試験の申込です。筆記試験は現在オンラインも対応しているようです。僕が受けたときはわざわざ試験会場のDMVに出向く必要があったので、便利になったものです。これを活用しない手はないと思います。こちらのリンク先、Step3 Apply and Take Your Permit Testのbegin your online permit applicationからオンライン試験に申し込めます。
筆記試験は受信料がかかります。最新の料金はこちらから確認できます。$70 程度です。
Pre-license Courseの受講
Learner Permitを取得したら、次はPre-license Course、5時間講習の受講です。僕はマンハッタンのFuji Driving schoolで受講しました。ここなら日本語で受講可能です。現在はZoomでオンラインでも受講できるようですね。これも利用しない手はないと思います。
正直、内容的にはそこまで得るものはないという印象でした。僕の場合、かなり年配の講師が雑談的にアメリカの交通事情を日本との違いを交えて話す、という感じでかなりフランクでした。
終盤になると、いかに路上試験が難しいかと話になり、そこから路上試験教習コースの営業トークに入ります。特に駐妻にはかなり危機感をあおって営業をかけてきます。この路上教習、お値段$300くらいします。日本で運転したことのないペーパードライバー以外、全く必要ないと思います。なぜかというと、路上試験自体は2回までは無料、三回目以降も$10で受験できます。そして、僕の経験上2回以上落ちた人はあまり聞いたことがありません。なので、後述するポイントを押さえ、2,3回挑戦すればまず受かるはずで、教習代金は全く割にあいません。なので雰囲気に押されて契約しないようにしましょう。
路上試験の申込
Pre-license Courseを修了したらいよいよ路上試験の申込です。路上試験は結構混んでいて、大抵の場合結構先になってしまいます。なので、修了し次第すぐに予約しましょう。路上試験はこちらから予約できます。
路上試験のロケーション選びも実は結構大事です。なぜかというと、アメリカの判定基準はかなり人によりまちまちで、受かりやすい/受かりにくい人がいる場所というものが出てきます。なので、決める前に評判をググってみましょう。
また、路上試験は免許を持っている人についてきてもらう必要があります。なぜかというと、Learner Permitは仮免なので、免許所有者の指導のもと運転できることになっているからです。
筆記試験攻略
筆記試験は日本に比べれば断然簡単です。全20問中16問正解で合格です。とはいえアメリカの交通ルールは日本と違うので、しっかり勉強はしておきましょう。ちゃんと勉強すればだれでも受かります。
勉強の教材は、以下の二つが良いです。
Fuji Driving schoolの予想問題集は日本語なので、内容は理解しやすいです。おそらくこれだけ一通りやれば大丈夫だと思います。不安なひとは、DMVのPractice Testもやれば完璧だと思います。なお、筆記試験は日本語でも受験可能です。そして何回でも受けられます。なので一度落ちても悲観する必要は全くありません。
路上試験攻略
路上試験も日本と比べれば簡単だとは思います。しかし、それでも最初は慣れないと思います。実際に僕は一度落ちました。その経験をもとに、攻略法を紹介します。
受かる場所を選ぼう、ロケーション選び!
いろんな記事でしつこく書いてますが、この国は本当に人によって判断基準がまちまちです。なので、受かりやすい試験官がいる場所を選ぶ、これが大事です。僕はLong islandに住んでいますが、初めにGarden Cityで受講して落ちました。しかも開始5分くらいです。確かに一回はミスはあったと思うのですが、もうそれを見ただけで身に覚えのないミスを色々書かれてすぐに終了されました。これおそらく相当外れを引いたと思います。次に、場所をHicksvilleに変えてみました。そしたら、拍子抜けするほど簡単に合格。もちろんミスもなかったとは思いますが、何より試験官の反応も全然違ったので、場所を変えてよかったと思いました。なので、路上試験を予約する前に、評判をググる、また知り合いに評判を聞いてみてください。
気を付けるべき3つのポイント!
路上試験で抑えるべきポイントは三つだと思います。それは
- Parallel parking(縦列駐車)
- 3 point turn
- 一時停止
です。この三つはほぼ必ず路上試験に登場します。最初の二つは運転技術の話になります。なので、実際にこれは練習しておきましょう。Youtubeをみればやり方が載っていますので、うまくできない人はそれを参考にするとよいでしょう。路上試験ではParallel Parkingからの3 point turnとなることが多いので、その流れて練習しておくとよいです。
3つ目の一時停止ですが、これは運転技術というより意識の問題です。Pre-license Courseでは3ミシシッピまで数えてしっかり止まること、を意識づけられます。しかしそんなことよりも、先にとまった車が先に出発する、これが大事です。一時停止で右か左から車が来た場合、日本人的な感覚だとついついその車を先に行かせてから、自分の車を進めたくなりますね。しかしこれは自分の車が先にとまった場合、自分の車が先に出発しなければなりません。僕は最初の路上試験でこれをミスしました。日頃の運転から、この一時停止のルールは意識しておきましょう。
今回紹介した内容が免許取得に少しでも役立てば幸いです。
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