この時期ではアメリカ駐在生活初期にお勧めの携帯キャリアを紹介します。ずっとこのキャリアを使いなさい、というわけではありません。キャリアは接続性重視、値段重視などゆくゆくはケースバイケースで好みが分かれると思います。ですが、最初はH2Oモバイルをお勧めします。その理由を以下の内容を中心に紹介します。
- 日本からそのまま使えるアメリカ放題はダメ！
- H2Oは日本で準備できる
- H2Oは日本にも電話できる
アメリカ放題など海外ローミングサービスがダメな理由
よく日本から来る人で、ソフトバンクのアメリカ放題などで最初はしのごうとしている人がいます。しかしこれはお勧めしません。理由は、この手のサービスは米国電話番号は取得できず、電話番号自体は日本で使っていたものと変わらないからです。アプリによっては日本の電話番号の登録を受け付けない場合もあります。
また、こちらは普通に使えても、電話をかける側からすると国際電話となります。これがこちらのお店やUberのドライバーから嫌がられることがあり使いにくいです。
日本からそのまま使えて楽ですが、現地での使い勝手を考えるとお勧めしません。
駐在初期はH2Oモバイルがおすすめ
僕の経験上、最近赴任してくる人はH2Oモバイルを使っている人が増えています。僕は赴任当初この存在を知らず使っていませんでした。しかし使っている様子を見ていると、確かにこれは駐在初期にはお勧めだと感じるようになりまいた。今僕がもう一度赴任するならH2Oを用意すると思います。以下その理由を説明します。
H2Oは日本から準備できる
やはりアメリカについてすぐ使えるということは大きなメリットだと思います。まず空港について連絡を取る、Uberを呼ぶ、調べ物をする、などなどいろいろやりたいことはあると思います。H2OはKDDIと日本からでもSimカードを調達でき、到着後すぐアクティベートして使うことができます。H2OのSimはアマゾンでも調達可能です。
H2Oは日本の固定電話にもかけ放題
H2Oは日本の固定電話にもかけ放題のプランが付与されています。これ価値あるの？という疑問があるかもしれません。僕は特に赴任当初においては価値があると思います。僕の経験では、赴任当初海外送金がうまくいかず（当時はWISEを知りませんでした）、なんども日本の銀行に電話をかけてやり取りしました。僕の知り合いも同様のトラブルがあり日本と連絡を取っていました。このように、赴任当初は手続き上日本に電話を掛ける必要に迫られる可能性があります。そのため、このプランが意外と使えたりするのです。
そのほかには、LINEなどを使っていないご年配の方と連絡を取る時も使えました。僕の親はLINEを使っていなかったので、この固定電話が唯一通話できる機会でした。
H2Oは安い、５GBで月＄３０
安さもH2Oのメリットです。５GBで月＄３０。日本の感覚からすると、たった５GBと思うかもしれません。でも、実はアメリカでは５GBで結構十分なんです。日本は電車通勤中に使う人が多いのではないでしょうか。個人差はありますがアメリカの通勤は車が多く、その間はデータはほとんど消費しません。僕の周りでも5GBを超えるプランの人はあまり見たことがありません。僕なんて2GBで満足していたくらいです。
またWIFIスポットの普及も日本より段違いに進んでいます。カフェやファストフードはもちろん、スーパー、ショッピングモールには必ずと言っていいほどWIFIが完備されています。よって外出先でもWIFIに利用によってデータ消費を抑えられる、これも５GBプランで十分な要因です。
H2Oのデメリット
H2Oのデメリットも紹介しておきます。まず、電波ですが決してよくはありません。やはり大手キャリア、Verizon、AT＆T、T Mobileの品質には見劣りします。AT＆Tの回線を使っていますが、品質は値段相応といっていいでしょう。他の格安キャリアと比べると、特に可もなく不可もなくという感じです。また２０２１年４月現在、５Gには対応していないようです。
また、過去になぜかLINEだけがつながらなくなるというトラブルもありました。これは2週間ほど続いて大変不便しました。そんなトラブルが起こるのも格安キャリアならではかなと思います。一方でそんな時に日本語対応のカスタマーサポートがあったのは安心できました。
今回紹介した内容が少しでも携帯キャリア選びの助けになれば幸いです。
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